子どものときは、あの商店街のおじさん・おばさんたちの視線がいやでいやでしようがありませんでした。でも、いまになって思います。買い物籠をもって走るわたしの姿をちゃんと見ている近所の大人たちの視線に、見守られ、そして鍛えられたのだ、と。
よその子どもたちを見て見ぬふりをする大人たちが、かつての地域にはたくさんいました。いまは、ちゃんと見ないで、見たようなことを言うひとが多すぎます。大人に監視されるのではなく、見て見ぬふりをする大人にまじって自然に育つ、そんな環境が、いまの子どもには必要だと思います。 |