2021年2月2日(火)、「2020年度子どもたちの“こころを育む活動”表彰式」をオンライン（ZOOM）で開催しました。この表彰式の模様はYouTubeでも配信され、協力団体、フォーラムメンバー、当財団役員、など70名以上の方々にご視聴いただきました。

また、表彰式に続き、受賞団体代表者とフォーラムメンバー幹事２名によるオンライン座談会「これからの“子どもたちのこころの育み”とオンライン活用」を開催しました。

表彰式

当財団小野理事長の挨拶の後、来賓を代表して、文部科学省総合教育政策局の寺門社会教育振興総括官よりあたたかいご祝辞をいただきました。続いて、フォーラムメンバーで今年の幹事の入江杏氏より、全国大賞１件、優秀賞５件、奨励賞１件、が発表され、各受賞団体より今後の抱負を発表いただきました。最後に、フォーラムメンバーで幹事の工藤啓氏より総評のことばをいただきました。

総評

総評のことば
（フォーラムメンバー 工藤啓 氏）

受賞団体の皆様、本当におめでとうございます。新型コロナウィルスによって活動が制約される中、「変化」に対応するための関係者の皆さまのストレスや負担は大きいものかと思います。

私たち大人が子どもたちのためにできることの創意工夫をする一方、子供たちのほうが大人よりもできてしまうことがあります。大人よりも技術に強い、インターネットの使い方を教えてくれる。このように、私たち大人のこころも育まれるような「相互の育み」が生まれる取り組みが多かったのではないかと思います。

誰かの悲しみに寄り添う活動。互いに伴走する活動。親身に対話を重ねる活動。そこから育まれる多くのストーリーや子どもたちの笑顔。そして、ことば。そういうものを大切にし、今回７団体を選びました。この受賞が少しでも皆さまの活動の支えとなることを期待し、総評のことばに代えさせていただきます。

座談会

表彰式に続き、フォーラムメンバーの工藤氏、入江氏、及び、受賞団体の代表７名により、オンライン座談会「これからの“子どもたちのこころの育み”とオンライン活用」が開かれました。インターネットの活用に関する現場の生の声を聞きながら、そのメリット、デメリットに関して活発に意見を交換しました。

パネリスト：工藤啓氏、入江杏氏、
受賞団体代表７名
（北海道）学童における感染症予防教育研究班 　　　　　大浦 麻絵 氏
（山形県）三川町中高生ボランティアサークル 来夢来人　菅原 知子 氏
（大阪府）一般社団法人 できわかクリエイターズ　　　　藤井 智代 氏
（大阪府）一般社団法人 HOMEステーション　　　　　　南　 延夫 氏
（兵庫県）特定非営利活動法人 生涯学習サポート兵庫　　山崎 清治 氏
（島根県）特定非営利活動法人 おやこ劇場松江センター　中島 紋子 氏
（福岡県）いいづか人材育成グループ『ユリシス』 　　　田渕 真穂 氏