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シンポジウム

「こころを育む総合フォーラム シンポジウム」を開催しました
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2月5日(土)に、「2010年度 こころを育む総合フォーラム シンポジウム」を津田ホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷)にて、220名を超える参加をいただき開催しました。

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開会にあたり、本フォーラムの発起人、財団法人パナソニック教育財団理事長、遠山敦子より「フォーラムの運動を地道ながら、しかし何らか日本人の心をさらに豊かにしていくために続けさせていただこうと思っている。きょうの会を通じて、皆様とともに、また一段と進めようという気分で、この会を進めることができれば大変ありがたい。」と挨拶されました。


■子どもたちの"こころを育む活動"表彰式
一昨年度より全国で実践されている子どもたちの「こころを育む活動」の実践事例を募集、表彰し、優れた活動を広く全国に発信する活動を行っており、今年度で3回目の表彰を行いました。 今年度は、全国より寄せられた190件の活動事例の中から各賞14件を選出し表彰しました。

山折哲雄座長より「全国からいただいたたくさんの応募は、どれも個性的で、工夫、知恵に満ちていて、1つ1つの活動の細部に、ものすごく光る知恵と工夫が凝らされている魅力的な活動だった。3年目を迎えて、印象的に思ったことは、その活動の広がりが、学校、地域、家庭、企業、それに例えば行政とか警察とか、外国の方々とか、今年度さらに一層進んだようだ。今後も「こころを育む活動」をさらに広げ、進め、続けていっていただきたい。」と審査講評をいただきました。


■「オバパト隊」が全国大賞を受賞
今年度の全国大賞は、「特定非営利活動法人オバパト隊」(熊本県)が受賞されました。活動テーマは「オバパト隊(オバタリアンパトロール)〜守るつもりが守られて〜」 (※今年度の受賞者及び活動内容の詳細はこちら)


■パネルディスカッション
テーマ「進める、広げる、続ける 〜いま、家庭・学校・地域・企業が一体となってこころを育む〜」

活動の実践事例発表は、今年度受賞者より、全国大賞受賞のオバパト隊 下川邦子隊長、ブロック大賞(関東ブロック)受賞の鴻巣市立鴻巣南小学校 小渕雄司校長からいただきました。パネリストに、フォーラムの有識者メンバーである前読売新聞東京本社 滝鼻卓雄会長、パナソニック教育財団 遠山敦子理事長、コメンテーターに、フォーラム座長、国際日本文化研究センター 山折哲雄名誉教授、そしてコーディネーターには東京大学大学院 市川伸一教授を迎え討議を行いました。

下川氏(オバパト隊隊長)は、「穏やかで活力ある安心・安全な環境を、次の世代の人たちに、そのつくり方を引き継いでいきたい。私たちの経験から、子どもと若い人と高齢者の触れ合いというのは、いかに大事かというのを学んだ。世の中全体を犯罪の抑止になるような環境をつくるために活動をもっと広げていきたい。」と話されました。

小渕氏(鴻巣南小学校校長)は、「本校で学ぶ子どもたちすべてが、郷土を愛する心を持って成長するように、学校・家庭・地域というのを、確かな結びつきを通して、ふるさとをつくる、正しく、強く、ほがらかな子どもの育成に取り組んでいきたい。」と話されました。

コーディネーターの市川氏(東京大学大学院教授)は、「オバパト隊のような活動を続けていくには、まず団体の中での人の輪が大事だ。そして外の方たちがどれだけこれを支えてくれるか。もう1つは、子どもに対して、やや抵抗のあるところにうまく入り込んでいって、子どもたちが変わっていくというのがすばらしい。 鴻巣南小学校の場合は、規範意識を育てるのに、なぜそういうことが大事なのかという理由を納得させ教えているので、すごく定着している。それをまた、特別活動とか行事を通じて地域の人たちと連携を持ちながら、決して道徳の授業を教室の中でどうするかという話だけではないというところに大変感銘を受けた。」と話されました。

滝鼻氏(読売新聞東京本社前会長)は、「1人1人がスペシャリストの集まりのオバパト隊と、卓越した校長による道徳教育といういいお話が聞けた。1人1人の顔が見える社会、子どもたちの1人1人の顔がはっきりと見える社会。そういうものをつくっていきたい。きょう発表された方々も、そういう高い志で活動されているのだということを強く思った。」と強調されました。

遠山氏(パナソニック教育財団理事長)は、「地域というものが非常に力を持っている。地域の子どもは地域で守ろうということを実現していくことは一番大事。学校だけではできない。家庭に呼びかけ、地域に呼びかける。そして学校の外側を回りながら、学校の活動、子どもたちの動きをウォッチして守っていく。学校と地域がうまく結びついて、その成果を親にも反映していくことは理想的である。また、規範意識と、それを実現していくために「笑顔・あいさつ・思いやり」というルールを1つの生活習慣にしていくというのが大事ではないか。」と話されました。

最後に山折氏(国際日本文化研究センター名誉教授)より、「きょうは非常に魅力的で個性的な体験のお話に感銘を受けた。規範意識をこれからの子どもたちにどう伝えていくか、教えていくか。その規範意識に基づいた行動の中で言う「ありがとう」「ありがとうございます」という言葉の中に何か日本の文化・伝統の中で育まれた価値観というものが含まれているような気がする。そういう方向に行くのも1つの方法、道ではないのかと思う。」とまとめをいただき、会を締めくくりました。

シンポジウムの記事が掲載されました 。
教育新聞(2011年2月21日付)
新聞掲載
日本教育新聞(2011年2月21日付)
新聞掲載

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