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石榑(いしぐれ)の里コミュニティ(三重県)

http://www.inabe.ed.jp/ishigure/

 

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【活動テーマ】
子どもは地域の宝 地域全体で子どもを守り育てる
〜交流・協働・共育の学校づくり、人づくり、里づくり〜

【活動内容】
地域全体で子どもを守りそだてるための学校と地域による組織づくりと協働活動
石榑小学校を拠点に、地域全体で子どもを守り、育てる活動を展開しているボランティア組織です。活動のルーツは、石榑小学校の校舎建て替えに伴い、2001年に学校関係者・行政・設計者・地域の人たちを集め発足した建設委員会です。建設委員会会議や公開ワークショップを重ねる中で、学校支援・子どもの健全育成・地域の絆づくりへ目的が広がり、組織へと発展しました。「子どもは地域の宝であり、地域と学校が力を合わせて子どもを育てる」「交流・協働による学校づくり、人づくり、里づくり」を活動理念として、学校・家庭・地域が一体となり、企業や団体と連携しながら、さまざまな取り組みを企画・運営しています。


校舎を活用した子どもの居場所づくり 学校施設のいちぶを開放した休日・放課後の子どもの居場所「地域ゾーン」の管理・運営をしています。毎週水曜や日曜に開催している地域ボランティア講師による「わくわくスクール」では、『花あそび』や『作って食べよう』など、子どもやその親を対象としたさまざまな講座を実施しています。
地域の伝統を指導 総合学習や生活かの時間に、地域の人たちの協力で体験学習を行なっています。低学年は牛舎の見学や乳搾り、茶摘みや茶工場見学など、高学年は田植えや稲刈りなど、学年ごとに地域の伝統や産業について体験しながら学ぶ機会を設けています。
地域資源を活用した取り組み 国道421号石榑トンネル開通を前に、石榑トンネル内を見学する『石榑トンネル大遠足』の実施、自然の宝庫である地域の山を登る『竜ヶ岳登山』の実施など、石榑ならではの地域の資源を活かした活動を行なっています。大人も子どもも一緒に活動することで、地域を知り、地域に学び、地域を愛する機会となっています。
「石榑の里まつり」の企画・運営 石榑小学校を会場に、地域の子どもから高齢者までが楽しむお祭りを、年に1回11月初旬頃に開催しています。地域住民の4分の1に当たる1,200人が参加しており、地域と学校の交流をさらに深め、コミュニティの活動目的や成果を地域で共有する機会となっています。
草刈の請負や市のゴミ袋取次などで活動費を確保、通学路や地域の安全確保、地域企業の海外支援活動に協力 など


【石榑の里コミュニティの“3つの工夫”】


進める工夫
家庭や地域の絆が弱まってきた状況を受け、地域全体で子どもを守り育てるため、地域と学校からなるコミュニティを組織しました。地域の声を反映し建設した学校を拠点とし、子どもたちとの交流・学校との協働による「学校づくり、里づくり」に取り組んでいます。毎年の取り組みの集大成として「石榑の里まつり」を開催し、コミュニティ活動の目的と成果を地域全体で共有しています。


広げる工夫
自治会・老人会・民生児童委員・保護者らが参加する「石榑の里会議」を設置し、「地域全体で子どもを守り、育てるために私たちができること」について考え、共有する場を設けています。地域のさまざまな団体・企業・大学と連携し、活動内容の充実と広がりを図っています。学校ホームページの中にコミュニティのページを設けて情報を発信するほか、広報誌やチラシを全戸配布して地域で情報を共有しています。「わくわくスクール」の講師や各活動の『ぼちぼち応援団』(ボランティア)の募集を行い、参加者を広げています。


続ける工夫
地域ファンドを設け、国道の草刈請負や募金などで、活動継続のための資金を確保しています。「石榑の里まつり」で、子どもたちが地域住民に感謝を伝える機会を設け、参加者のモチベーションを高めています。10年間の活動継続により、地域の絆が深まり、子どもたちに感謝の気持や郷土愛が育まれています。こうした成果を受け、地域力・家庭力の低下など同様の課題を持つ地域や団体との交流や、全国への発信を目指しています。


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